泊りがけで行う減量とは

お腹

外来から泊まりの減量へ取り組む

60年代より欧米などでは、生活習慣による疾病の危険さを認知して、病院においてダイエットの治療に取り組むスタイルが登場してきました。日本でも、メタボ診断なるものが健康診断に追加されるようになり、心筋・脳梗塞等との関係もはっきりしてきたので、ダイエットの外来患者が増えるようになってきました。病院においては、今かかっている病気や生活の様子等についての問診を行います。次に身体測定や血液検査などの基礎的検査を実施します。続いて個人に応じてメタボの遺伝子検査まで行う病院もあります。ダイエットへの取り組み方は、食事や運動の療法、投薬等が行われます。食事の療法では、野菜を多くとり、低血糖やエネルギー消費の高い食材を食べたり、野菜から順に何回もかむ食事の仕方をしたりなどです。このような食事の摂取は、肥満抑制のための対抗的な方法です。次に、運動の療法では、一日に30分程の有酸素運動を一週間に5回は行うようにします。運動の中身は、陸や水中を歩くことや水泳、自転車などです。そして、抗肥満の投薬は、食欲を低下させて脂肪の吸収をひかえさせるサノレックスを使います。欧米ではゼニカル等も使用しますが、日本ではこの薬を多く活用しています。

ダイエットの病院外来は、初めの診療代として1万円程度の相談料が含まれます。健康保険適用がきくので、後は別途費用はいりません。近頃はもっと積極的にダイエットのための入院という形もあります。7泊病院に入院して、食事療法を中心でダイエットに臨みます。入院も保険の適応内ですが、約10万円の費用が必要です。減量に関する勉強をしたり、食事の上手な食べ方等を学習します。短期間で充実した内容で取り組みます。BMIすなわち、肥満度合い数値で22は標準です。25以上で肥満の範疇と言えます。35以上は大変な肥満です。肥満状態が継続されると、高血圧や糖尿病等の生活習慣病、がん等の発生が増します。この状況をそのままにすると動脈が硬化し、脳や心筋の梗塞を招き命に関わる症状になります。しっかりとした対策をする必要があります。外来でのダイエットが人気となる前には、グレープフルーツやゆで卵を用いた料理で熱量を低下させ短い期間で成果を出す国立病院ダイエットなども流行したこともありました。病院というものに関係することで、メタボに対抗する取り組みが、21世紀になって流行ってきています。医師に対して、一種の尊敬の念と服従する必要があるという気持ちが自然と働くので効果があがると考えられます。